8月度安全衛生協議会
8月〇日に、安全合同協議会を開催を開催しました。
全日本エンタープライズの安全衛生活動項目は「健康管理意識の向上」とし、以下の取り組みを行います。
①成人病(生活習慣病)予防と生活習慣の見直し

健康に働き続けるためには、日頃から自分の体調や生活習慣に関心を持つことが大切です。
かつて「成人病」と呼ばれていた病気の多くは、現在では、**食事・運動・睡眠・喫煙・飲酒などの生活習慣と深く関わる「生活習慣病」**として捉えられています。
生活習慣病の中には、自覚症状がほとんどないまま進行するものもあります。
日頃の生活を振り返るとともに、健康診断の結果をきちんと確認し、自分の健康状態を把握しておきましょう。
🔎 1.「成人病」から「生活習慣病」へ

以前は、主に中高年に多くみられる病気を「成人病」と呼んでいました。
現在では、年齢だけでなく、食事・運動・睡眠・喫煙・飲酒などの日々の生活習慣が、病気の発症や進行に関係することから、「生活習慣病」という考え方が一般的になっています。
ただし、生活習慣病は生活習慣だけで決まるものではありません。
体質や遺伝、加齢など、さまざまな要因が関係しています。
大切なのは、「自分はまだ若いから大丈夫」と考えるのではなく、普段の生活を振り返り、できることから健康管理を続けていくことです。
🩺 2.主な生活習慣病
生活習慣病には、次のような病気があります。

📈 高血圧
高血圧とは、血圧が高い状態が続き、血管や心臓に負担がかかる状態です。
長く続くと動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病などにつながることがあります。
高血圧は、自覚症状がほとんどないことが多いため、健康診断や日頃の血圧測定で確認することが大切です。
高血圧には、食塩のとり過ぎ、肥満、過度な飲酒、運動不足、ストレス、睡眠不足、遺伝的な体質など、さまざまな要因が関係します。
特に日本人では、食塩のとり過ぎが重要な原因のひとつとされています。

💧 糖尿病
糖尿病とは、インスリンの分泌や働きが十分でなくなり、血糖値が高い状態が続く病気です。
高血糖が長く続くと、目や腎臓、神経の障害のほか、心筋梗塞や脳卒中などにつながることがあります。
初期には自覚症状がほとんどないこともあります。
血糖値が高くなると、のどの渇き、尿の回数や量が増える、体重が減る、体がだるいなどの症状が現れることがあります。
生活習慣と関係が深い2型糖尿病では、遺伝的な体質に、食べ過ぎや運動不足などの要因が重なって発症します。
特に、肥満、過剰なエネルギー摂取、運動不足、飲酒のしすぎ、喫煙などには注意が必要です。

🧪 脂質異常症
脂質異常症とは、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が多すぎたり、HDLコレステロールが少なすぎたりする状態です。
その状態が続くと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などにつながることがあります。
脂質異常症は、自覚症状がほとんどないことが多いため、健康診断などの血液検査で初めて気づくことがあります。
症状がなくても放置せず、検査結果を確認することが大切です。
脂質異常症には、食べ過ぎ、脂質の多い食事、過度な飲酒、運動不足、肥満などの生活習慣が関係します。
また、遺伝的な体質やほかの病気などが原因となる場合もあります。

❤️ 心臓病
生活習慣と関係する心臓病には、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患があります。
心臓へ血液を送る冠動脈が狭くなったり詰まったりすると、心筋への血流が不足し、重症の場合は命に関わることもあります。
主な症状には、胸を締め付けられるような痛みや圧迫感、息苦しさなどがあります。
心筋梗塞では、強い胸の痛みに加えて、冷や汗、吐き気などが現れることもあります。
主な原因のひとつは、冠動脈の動脈硬化です。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満などが重なることで動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞のリスクが高くなります。

🧠 脳血管疾患
脳血管疾患(脳卒中)とは、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の働きに障害が起こる病気です。
主なものに、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があります。
症状は突然現れることが多く、顔や手足の片側のまひ・しびれ、ろれつが回らない、言葉が出にくいなどがみられます。
くも膜下出血では、突然の激しい頭痛が現れることもあります。
脳卒中の重要な原因のひとつが高血圧です。
そのほか、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙、過度な飲酒、肥満なども発症リスクに関係します。

🎗️ がん
がんとは、遺伝子の変化などによって異常な細胞が無秩序に増え続ける病気です。
肺、胃、大腸など、体のさまざまな臓器や組織に発生します。
がんの中には、喫煙や飲酒、食生活などの生活習慣との関わりが指摘されているものもあります。
症状は、がんができる場所や進行の程度によって異なります。
初期には自覚症状がないこともあるため、対象となる年齢では適切ながん検診を受けることが早期発見につながります。
がんの発生には、喫煙、飲酒、食生活、運動不足などの生活習慣や、感染症などが関係するものがあります。
一方で、加齢や遺伝的な体質、環境など複数の要因も関係するため、生活習慣だけが原因ではありません。
🌱 3.日頃の生活習慣が健康に影響します

毎日の生活習慣は、すぐに大きな変化として現れるとは限りません。
しかし、食生活の乱れ、運動不足、睡眠不足、喫煙、過度な飲酒などが続くことで、少しずつ体への負担が積み重なることがあります。
🍽️ 食生活
食べ過ぎや偏った食事、塩分のとり過ぎなどが続くと、肥満や高血圧、糖尿病、脂質異常症などにつながる要因となります。
🚶 体を動かす習慣
日常生活の中で体を動かす機会が少ない状態が続くと、体力低下や肥満などにつながることがあります。
無理のない範囲で、歩く時間を増やすなど、普段から体を動かすことを意識しましょう。
🌙 睡眠・休養
睡眠不足や十分な休養がとれない状態が続くと、心身の健康に影響することがあります。
睡眠時間だけでなく、しっかり休めたと感じられる睡眠も大切です。
🚭 喫煙
喫煙は、がんや心臓病、脳血管疾患など、さまざまな病気の発症リスクと関係しています。
🍺 過度な飲酒
飲酒量が多い状態が続くと、肝臓だけでなく、高血圧やその他の健康問題にもつながることがあります。

生活習慣病には、生活習慣だけでなく、体質や遺伝、加齢などさまざまな要因が関係します。
そのため、全部を一度に変えようとするのではなく、自分で見直せることから一つずつ始めることが大切です。
⚠️ 4.「症状がないから大丈夫」とは限りません!

生活習慣病の中には、初期の段階では自覚症状がほとんどないものがあります。
高血圧や糖尿病、脂質異常症なども、体調に大きな変化を感じないまま進行することがあります。厚生労働省も、健診で見つかる異常の多くは無症状であり、症状がない人こそ健診を受けることが大切としています。
📝 健康診断は「受けて終わり」にしない

健康診断は、病気の早期発見だけでなく、自分の健康状態を確認し、生活習慣を見直すきっかけにもなります。
受診後は、血圧や血糖、脂質などの結果をきちんと確認しましょう。
❗ 指摘があった場合は放置しない

健診結果に、
- 要受診
- 要再検査
- 要精密検査
などの指摘があった場合は、そのままにせず、必要に応じて医療機関を受診しましょう。厚生労働省も、精密検査や治療を勧められた場合は、健診結果を持って医療機関を受診するよう案内しています。
✅ 自分の生活習慣も確認してみましょう

生活習慣病の予防や健康管理では、普段の生活を振り返り、自分ができていること・見直したいことに気づくことが大切です。
全部を一度に変える必要はありません。
まずはチェックリストを使って、自分の食事、体を動かす習慣、睡眠・休養、喫煙・飲酒、健康管理について確認してみましょう。
できることから一つずつ、毎日の健康づくりにつなげていきましょう。


